【完全メソッド】ペトロマックス hk500を消火する時の注意点

ペトロマックスhk500を使い始めてキャンプでは4回目。おうちキャンプも含めたら、もう6回ぐらい。メンテナンスも程よく出来るようになり、使用方法も自分で書いたこの記事を見なくとも、点火が出来るようになってきました。

そこで、今回、我が家4回目のキャンプ(ペトロマックスは準備も含めて6回目の使用)にて、ペトロマックスhk500で失敗してしまったので、同じようなミスをしないようにブログにしましたので、ご覧ください。運転も一緒で慣れてきた頃に事故をすると言われますが、何事も初心忘るべからずですね。

追記(2021年10月25日):ペトロマックスhk500について、消化方法の案内に誤りがありましたので、記事内容を修正しています。丁寧にメールで教えていただきましたYさん、本当にありがとうございます。他のみなさんも記事内容に誤りがあれば、遠慮なくご指摘してください。キャンパーにとって重宝されるブログにしていきたいのでよろしくお願いいたします。

目次

ペトロマックスhk500の燃料漏れ

ペトロマックスhk500の使用方法にも慣れてきた私が、燃料タンク内にある一定程度、燃料が補給できることになり、4回目のキャンプでは消灯時間の22時まで、燃料が持つことに。そのため、手動で消火を行ったのですが、消火方法は圧力調整ネジを緩めることで消火を行いました

圧力調整ネジを緩めて消火

その日は昼夜の寒暖差が激しく、またテントも新調したクラシックジャック140だったため、ペトロマックスhk500は裸の状態のまま、タープの下に置いて、就寝しました。翌朝、朝露が酷く、外に出したままにしていたテーブルやクーラーボックス、その他、様々なものが霜で濡れている中、ペトロマックスhk500も同じように朝露で濡れていました。

気温があがるにつれて渇くと思い、そのままテーブルに移動して置いていたのですが、

ママ

なんか灯油臭いんだけど

UKパパ

えっ?そう?常に鼻詰まってるから分からないよ。

ママ

これじゃない!?ランタン!!

UKパパ

えっ!?なんか漏れてる。

実は、前日に圧力調整ネジを緩めることで消火していたのですが、グリップホイールの矢印の向きをそのまま(下向き)にしており、燃料タンクからほんの少しづつ、灯油が気化しジェネレーターの先から灯油が漏れていたのです。おかげでテーブルは灯油臭くなるわ、ペトロマックスhk500は灯油塗れになるわで大変なことに。

そこで、ある程度分解して、キッチンぺーパーで拭き取る羽目に。

これは燃料タンク内が多少でも加圧されている状態であり、また燃料が残っている状態にも関わらず、グリップホイールの矢印の向きを下にしたまま放置していたためです。今まで燃料切れで消火することが多かったため、初めてこのような経験をしました。そこで、今回、ペトロマックスhk500の正しい消火方法について書き留めておきたいと思います。

ペトロマックスhk500の消火の種類

そういえば、ペトロマックスhk500の事前準備や、使用方法、簡単なメンテナンス方法については記事にしてきましたが、消火方法については記載していなかったなと思い、消火方法についてまず、書いていきます。

燃料がなくなり自然に消火する

今まで我が家で一番多かったのが、燃料がなくなり自然に消火するという方法。方法というより、燃料不足で勝手に消えるわけですが、燃料タンクにだいたい700mlぐらいを目安に入れているつもりなのですが、ペトロマックスhk500は燃料計がないため、どれぐらい入っているか確認する術がありません。

溢れるぐらい多く入れすぎると危険のため、ビビリな私は多分、いつも半分ぐらいしか入っていなかったんじゃないかなと思います。そのため、5月のキャンプで使用した時も、夕方6時過ぎから点灯し、消灯の22時を前に自然に消えていましたし、6月のキャンプも同様でした。

燃料がなくなり消火する時は、光が明るくなったり暗くなったりを繰り返し、圧力不足かなと圧力ポンプでポンピングをするも、光が一定に明るくならず、自然に消火していきます。

この時は、燃料タンクに灯油が残っていないため、いわばグリップニードルの矢印の向きは下(点灯時は矢印の向きは下)のままで問題ありません

燃料タンク内の圧力不足により消火する

ペトロマックスhk500は加圧式灯油ランタンのため、燃料タンク内に圧力がかかっていないと、灯油を気化することが出来ないため、自然と消火します。燃料タンク内の圧力が低下すると光量が弱まるので、圧力ポンプでポンピングを行う必要があります。ポンピングを実施しなければ、自然と消火することになります

燃料タンク内が加圧されていない状態

赤い針まで加圧する必要があり、点灯後は赤い針を基準に燃料タンク内の圧力を一定に保つ必要がある

圧力調整ネジで消火する

圧力調整ネジを緩めると、燃料タンク内の圧力が低下するため、消火することができます。圧力調整ネジを緩めるのは、炎上したりした場合の緊急消火に使用することによく使用します。

指で握っている部分が圧力調整ネジ

ペトロマックスhk500が予期せずに炎上した場合、緊急消火を要する時に、この圧力調整ネジを緩める。通常時の消火でも有効。

グリップホイールで消火する(✖)

グリップホイールを使用して消火する方法です。グリップホイールの矢印の向きは、点灯時に下に向いていると思います。消火する場合は反対に、グリップホイールの向きを上にすることで、燃料タンク内で加圧により気化した灯油が、ジェネレーターを経由して噴出することを防ぎ、燃料の供給が遮断されることで消火します。

読者のYさんよりメールでアドバイス

グリップホイールで消化するとジェネレーター内部に未気化の灯油が残るため、持ち帰り時に灯油臭の増加や、振動・傾きでの予期せぬ灯油滲みが発生しやすくなります。またジェネレーター内にスラッジも付きやすくなるので不完全燃焼や不調の原因にもなります。またジェネレーター下部のジェネレーターバルブも消耗品で、スプリングの劣化や折れで、ホイールが閉の状態でも完全に燃料を止めることができずジワジワ燃料がジェネレーター内に入り込む場合がありこの場合も記事内にあったように灯油漏れが発生してきます。

ペトロマックスhk500の正しい消火方法

ペトロマックスhk500の正しい消火方法になります。

①圧力調整ネジを緩めて消火する

圧力調整ネジを緩めて、燃料タンク内の圧力を低下させ、消化させます。

②燃料キャップを外す

燃料キャップ(圧力調整ネジが付いているキャップ)を左に回して、一回外してください。燃料キャップを外すことで、燃料タンク内に加圧された空気が全て解放されます。

③冷却

ペトロマックスhk500本体が熱を持っているので、一旦、本体を冷却します。

④グリップホイールの矢印の向きを上向きにする

圧力調整ネジで消火した後、グリップホイールの矢印の向きを上向きにします。

グリップホイールの向きを上向きにする
グリップホイールで消火した場合

⑤圧力調整ネジを締める

①で緩めた圧力調整ネジを締めます。

⑤各部を締め直す

燃料が漏れないように、燃料キャップを締めます。そのほか、緩んでいるネジ等がないか確認してください。

上記の手順で操作すればジェネレーター内に灯油を残さず燃料系を閉鎖できます。

⑥専用ケースに入れる

まとめ

事前準備から、点灯方法、消火方法に至るまで、すべてにおいて手間のかかるペトロマックスhk500。ただこの手がかかる感じが、我が子のようで愛着も湧きますし、何より無事に点灯したときの輝きは、何度見ても毎回感動します。

キャンプサイトでも圧倒的な存在感で、光を放ってますし、もうひとつ、ペトロマックスのニッケルを購入しようか迷っているぐらい、素晴らしいランタンです。

少しお値段は高いですが、ぜひ、メインランタンをお探しの方は、ペトロマックスhk500の購入を検討してみては?

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

当ブログの読者であるYさんから、ペトロマックスhk500の消火方法が間違っているよ!と、ご指摘のメールをいただきました。長文で理由まで詳細に書かれていたため、そのままの文書を載せさせていただきました。素人キャンパーにとって、このようなご指摘、メールは大変ありがたく、今後も、そして他の記事などでも誤った情報があれば遠慮なく、メールいただければと思います。問い合わせからメールが送れます。

ペトロマックスhk500ユーザーのYさん、ありがとうございました。

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