【大人買い】スノーピーク「タクード(KH-002BK)」の完全取扱説明書
ブログのレイアウトから始まりプロフィール、そして最初に書きたい記事もそこそこアップできたので、いよいよキャンプギアについて立て続けにアップしていこうと思います。私の場合、恥ずかしながら仕事の都合上、なかなかキャンプに行く時間を作ることができず、今年はおそらく多くて2か月に1回のペースかなと思っています。そのため、1回のキャンプで最低でも30本の記事は書くよう努めてまいります。今日は4月18日、ゴールデンウイークまでに後、20本の記事。無理がある(笑)。
今回はスノーピークの石油コンロ「タクード」について大人買いしたので書いていきます。私も購入前、色んな記事をみましたが、記事を書いている多くの人はキャンプ上級者の方々で、細かい常識的な事は当たり前すぎて、書いてません。私のようなド素人はそういう細かい所もイチから知りたいのに、1つの記事にまとめられていることがなくて、いくつもの記事を検索して、時間をかけて読んで、頭の中で要約して、タクードの取扱い方法を学びました。
そもそも最初、タクードに火を入れるときに、マッチやチャッカマンがいるということも知りませんでしたからね。そういう私のような初心者、ド素人のために今回は「タクード完全取扱説明書」をお送りしたいと思います。(ハードルを自身で上げてみるw)
スノーピークの石油コンロ「タクード」とは?
スノーピークが石油ストーブというカテゴリーではなく、石油コンロというカテゴリーで販売している「タクード」。ストーブとして暖かくする目的ではなく、あくまで調理器具の一つである石油コンロという扱い。しかし、例えば5月や10月などの春、秋の季節で夜が少し肌寒い時は、この「タクード」が石油ストーブの代わりをしてくれるのです。
タクードの特徴
価格 | 定価 43,780円(税込) |
種類 | 石油コンロ |
サイズ | 380×380×340(h)mm |
重量 | 6kg |
出力 | 2.15kw(1800kcal/h相当) |
タンク容量 | 3.1ℓ |
燃焼継続時間 | 15時間 |
点火方式 | 点火棒・マッチ |
思ったよりコンパクト
どうしてもストーブのイメージになっていまう「タクード」は、実物を見ても思ったより小さくて、重量も6kgと持ち運びも楽です。灯油をほぼ満タンに入れても10kgも満たないため、男性なら楽々持ち上げられます。大きさはスノーピークのウォータープルーフユニットギアバッグ220(UG-472)と比べるとこんな感じです。
スノーピーク アウトドア タクードストーブ KH-002BK snow peak 価格:43,780円 |
スノーピーク(snow peak) ウォータープルーフユニットギアバッグ220 UG-472 価格:5,060円 |
ついでにサントリーの角瓶と一緒に並べるとこんな感じです。(笑)
角瓶のせいで、逆に大きさ分かりにくくなったんだけど!
…………….
IGTにセッティングできる拡張性
「タクード
IGTはアイアングリルテーブルの略でスノーピーク
あくまで石油コンロ
ストーブは、大きく分けて対流型と反射型とあります。簡単に説明すると対流型は円筒状のもので、温めた空気を上昇させて周りを温めます。反射型は昔実家にあったような四角いストーブが典型ですが、熱がそのまま真横にも放出され、真横と真上が暖かくなります。タクード
対流型といえど、そもそもストーブではないので、真横のかなり近くまで近づければ暖かいですが、ガードの枠の周りぐらいではさほど暖かくはありません。
タクードを使用できる環境
タクード
不完全燃焼による一酸化炭素の発生は、無色無臭のため気づかぬうちに、身体に重大な影響を及ぼす可能性があります。インナーテントや通常テント内での使用は絶対にしてはいけません。またタープ下の使用も、タープの生地に燃え移り火事になる危険性もありますので、必ずコットン製などの不燃性のタープで、メーカーの使用方法を守って利用してください。スノーピーク
タクードを使用する前の事前準備
タクードを購入したらいきなりキャンプに行く前に、一回、お家で箱を開けましょう。
天板・置台のセッティング
箱から開けると取扱説明書、タクード本体、天板(小さい円盤)、置台(大きい円盤で三角の凹凸が三か所ある)と分かれています。まず下の置台(底版)を「タクード
置台の取り付け方は文章で説明しづらいので、取扱説明書をどうぞ(笑)
天板はガードの幅に対して、カッティングされていますので、ハマるように上から置くだけです。
灯油の給油口を確認する
灯油の給油口は「しん調節つまみ(左に白矢印で消化、右に赤矢印で燃焼)」の右下にあります。
銀色のキャップを左に回すと外れます。
給油口はかなり径が小さく約2.1センチ弱です。アウトドアの灯油缶で人気のヒューナースドルフの給油ホースは大きくて、タクードの給油口には入りません。
タクードに給油可能な給油ホースを探す
タクード
そこで、タクード
私が大人買いしたギアはこれです。
うん、高い!!!!
ポリカンポンプ アラジン × タカギコラボ商品 給油ポンプ
給油系の商品を開発するタカギと、お洒落なストーブなどで人気のあるアラジンとのコラボレーションアイテムです。ホームセンターで100円で買える給油ホースと比べれば、かなり高いですが、色合いも良いし、テントサイトにさりげなく置いててもカッコイイし、何より給油ホースの口が1センチぐらいなので、タクードの給油口の中にしっかりと入り、給油中の燃料漏れの心配がありません。
ポリカンポンプ アラジンに装着可能な灯油缶を探す
タクードを使いたいだけなのに、それに伴い少しお高い給油ポンプを新調し、それに合うための灯油缶を探すとなると、もはや大人買いではなく無駄使いのような気がしてきましたが、ポリカンポンプ アラジンを購入したからには、それに合う灯油缶が必要ということで、ネットなどで検索してみました。
まず、ポリカンポンプ アラジンの説明書には以下のような記載があります。
ポリカンポンプはJIS規格の給油口ネジ部外径50mmの灯油缶にセットできます。また付属のアダプターはJIS規格、および推奨・認定マーク付き18L灯油タンクでネジ部の外径65mmの灯油タンクと接続する場合に使用します。それ以外の外径ネジ部の灯油缶は使用できません。
そのため、給油口ネジ部外形50mmの灯油缶を探しますが、ホームセンターに置いているような赤い灯油缶や、青い灯油缶しかありません。せっかく給油ポンプをかっこいいアラジン製にしたのに、灯油缶がホームセンターにあるのようなものでは、100均の給油ホースで良かったじゃんってなります。また灯油缶で人気のあるドイツ製のヒューナースドルフは口径が29mmと特殊のため、合いません。そのため、付属アダプタの外径65mmで探してみたところ、かっこいいのを見つけました。
【LHA】 ORIGINAL PRODUCT 20ℓ 2,849円(税込)
ジュンダビ(ジュンイチダビットソン)が見たら、間違いなく「無骨やな」って言うと思います。(笑)
ポリカンポンプ アラジンにはセット出来ないですが、灯油缶で人気のヒューナースドルフ
タクードに給油する
ポリカンポンプ アラジンの使用方法
ポリカンポンプを灯油缶にセットしたら、タクードに給油します。
これどうやって使うの?
この上の丸いポンプを下に押してみて
はあい
10回から20回ぐらいポンピングしてみて~。
ポンピングが終わったら、このノズルについているガンを握って給油するんだよ。
私にもできそう!
子供は危ないのでダメだよ。
使い方は簡単です。灯油缶にセッティングしたらポンプを上下にポンピングします。その後、ホースのついているガン(黒い部分)を握って、給油口に給油ホースを差し込み、油量計を見ながらガンを握ると灯油が流れていきます。
給油が終わったらこの赤いボタンを押してみて
これって必要なの?
この赤いボタンを押すことで中に溜まっている空気の圧を抜く意味があるよ
なるほど、たまにはまともなこと言うね
……..
中に余った空気圧を抜いておくことで、ノズルから灯油が漏れることを防ぎます。この赤いボタンを押すときに、給油ポンプとタンクの接続部分より上に、給油ホースを持ち上げ、給油ホースの先端部分を上(空)に向けて、赤いボタンを押すと、ホース内に溜まっている灯油を灯油缶に戻すことができます。
油量計の確認
油量計は「しん調節つまみ」の左側にあります。燃料を入れる目安は満タンから8分目ぐらいにしましょう。
燃料を入れすぎると危険です。マックスでも8分目ぐらいまでしか入れないように注意してください。
タクードに点火する
初めて使用するときは、灯油を給油してから30分ぐらい寝かせて芯まで灯油を浸透させる必要があります。そのため、初めて使用する際は灯油を給油してから30分以上、待ってから点火をしてください。また何年も使用していない場合も芯が乾燥している場合がありますので、同様に芯に灯油を浸透させてから点火するようにしてください。
1)給油口のキャップがきちんと締まっていることを確認します。
2)「しん調節つまみ」を赤い矢印、燃焼の方(右回し)に回します。
3)「しん調節つまみ」の左上の円筒状の黒つまみがありますので持ち上げて、チャッカマンか長めのマッチで火をつけます。
4)炎の状態をみて「しん調節つまみ」を右回ししたり、左回ししたりして、炎の出力を安定させます。
炎が正常燃焼していないと異臭や一酸化炭素を余計に発生させる危険があります。そのため、火をつけたあとは下から覗きこんで炎の状態を確認し、スノーピークの取扱説明書を読んで「しん調節つまみ」を調整してください。
この炎の調節が非常に大事です。上記の取扱説明書を見ながら、「しん調節すまみ」で炎の色を青色にしてください。赤色や極端に炎が出ていない状態は一酸化炭素を多く発生させてしまいますので、注意しましょう。
タクードの火力調節
「しん調節つまみ」はあくまで炎を正常燃焼させるための調整ネジであり、タクード
天板がついた中火が基本形になります。弱火の場合は、この真ん中の写真の天板が付いた状態(中火)に左図の他社製のゴトクなどを組み合わせて使うと熱源から離れることになり、弱火にできます。オススメは「キャプテンスタッグ 炭焼き名人 七輪用ゴトク」です。強火は逆に天板を外します。ガードだけの上に直火で置くため、火力は強くなります。
タクードの消化方法
通常消化方法
「しん調節つまみ」を白い矢印、消化の方向、つまり左に回すことで消化できます。この時にいきなり、左に回すのではなく、ゆっくりと左に回すようにします。そうすることで、灯油の独特とした匂いをなるべく発生させずに消化します。約1分から5分ほどかけて、ゆっくり消化しますので、すぐにケースに入れないように注意しましょう。完全に火が消えていることを確認してから、片付けを行ってください。
消化の時はゆっくり左に回して消火をし、必ず目視で火が消えたかを確認してください。
緊急消化方法
緊急で消化する場合は下の写真の振り子を右に押し倒します。
振り子を押し倒すと「カチン」という大きな音とともに、すぐに消化します。その代わり、灯油独特の匂いが発生しますので、2ルームシェルターなどの幕内で使用の場合は、換気をするようにしましょう。緊急消化の時も、必ず火が消えたことを目視で確認してから、片付けなどをするようにしてください。
タクードの収納ケース
タクード
タクード
ストーブバック
タクード
また、キャンプ当日はこの円筒状の大きさが丁度いいゴミ箱のサイズになります。
タクード
完全にケースが小さすぎてはまりません。結局タクードが入らなかったので、スノーピーク
まとめ
いかがでしたでしょうか。書きながら、あれもこれもと内容が増えていき、結局ファイヤーサンドまで同じタイトルで書くつもりが、内容量が増えすぎたため、別の記事に改めて書きますね。
次はスノーピーク
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