【完全レビュー】スノーピーク「タクード」×カフラモ「エコファン ウルトラエアー800JP」は、室温を何度上昇させるのか?

今回、我が家の初めてのキャンプは九州で3月初旬、グランドオフトンを購入したのはいいものの、さすがに寝るまでが寒いだろうってことで、これから暖かくなるのにストーブを買うのも勿体ないと思い、色々とキャンプギアを夜な夜な物色していたら見つけたのが、スノーピークの「タクード」でした。

夜は鍋にしようと思っていたし、これからの季節も活躍しそうだし、真夏以外は秋にも使えそう。それに自称スノーピーカーってことでさっそく大人買い。タクードの詳細は以下の記事を参照してください。

初キャンプがたまたま寒気が九州にお邪魔した日だったので、スノーピークの石油コンロ「タクード」、そして予想より寒い時のために、ファイアーサンド「エコファン ウルトラエアー800JP」を予備に大人買いしました。今回はスノーピークの「タクード」×「エコファン ウルトラエアー800JP」、その二つのコラボレーション効果が実際にどうだったのか、当日の気候や状況を踏まえながら、完全レビューしていきます。

目次

ストーブファン購入の目的

スノーピークのタクードは、あくまで石油コンロなので、ストーブ用ではありませんが、熱源であることに変わりはないので、ないよりはテント内を温めてくれるはずです。しかし、対流型のため横などへの反射熱はなく、上に暖かい空気が流れる構造なので、タクードの上に鍋を置いて料理をする以外は、ストーブファンと呼ばれる扇風機みたいなものを上に置いて、暖かい空気を人のいる高さへ風で飛ばそうというのが、購入する目的でした。

そんな中、色んなネット記事を参照にするとストーブファンって、一番安いものだとamazonで1900円ぐらいからあるんです。

ところが色んな記事を見ると、金額が安いものは3回で壊れたや、5回も使えたのでいい方とか、初日で後半に動きが止まったなどなど、故障フラグが続出。そんなに使う機会もないから、安いのでもいいかなと思っていたのですが、自称スノーピーカーとしての変なプライドが邪魔をして、買うならしっかりしたものをということで、見つけたのが、ストーブファンで有名なカナダのカフラモ社の「エコファン」でした。

カフラモ「エコファン」とは?

エコファンは熱によって発電し、室内空気を撹拌することにより、使用する燃料の量と排ガス(PM 2.5等)を削減するストーブファンです。扇風機のような羽を回転させるのに、電気や電池などの動力資源を使わず、ストーブの熱量で羽を回転させるので、普通、家の中にある薪ストーブなどの天板の上に置いて使用したりするのですが、その特性上、アウトドアなど外で使用する場合にも向いています。

カフラモ社はカナダのメーカーになり、エコファンは特許取得の独自設計になります。ファイヤーサンド社は、カフラモ社製品の日本の輸入代理店になります。冒頭で案内した安いストーブファンにはもちろん、保証などはついていませんが、カフラモ社のエコファンはメーカー保証が1年ついているストーブファンとしては珍しい製品になります。

カフラモ「エコファン」の種類は?

ベルエアー(806JP)ウルトラエラー(800JP)エアマックス(81210)
定価 25,300円(税込)定価 17,600円(税込)定価 25,300円(税込)
W160×D90×H150mmW140×D102×H223mmW140×D109×H247mm
羽根 230mm・持ち手 200mm羽根 202mm・持ち手 256mm羽根 235mm・持ち手 293mm
風量:238㎥/h風量:212㎥/h風量:297㎥/h 
重量:930g重量:765g重量:1093g
材質:アルミ材質:アルミ材質:アルミ
作動温度:75〜200℃作動温度:100〜345℃作動温度:85〜345℃
暖房温度非公表暖房温度31%アップ暖房温度38%アップ
エコファン 仕様比較

ベルエア(806JP)

ベルエアは天板が高温にならないタイプのストーブ用のファンになります。そのため、75度から200度で回転しますが、逆に200度を超える天板の上に置くと故障の原因になりますので、注意が必要です。サンドストーンやストーブストーンなどの上に置いて使うような商品になり、アウトドアで使用するには作動温度が低すぎるので、不向きな製品になります。

【次回2021年5月入荷予定】商品名:エコファン「ベルエアー」(カナダ・カフラモ社製)【ストーブアクセサリー ストーブトップアクセサリー 薪ストーブ 正規販売代理店】品番:806JP

価格:22,800円
(2021/4/20 01:01時点)
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ウルトラエアー(800JP)

シリーズ最軽量で価格も一番安いウルトラエアーは作動温度が345度までとタクードや、ストーブの天板においても動いてくれます。風量は212㎥/hとシリーズでは一番低いですが、暖房温度も31%アップということで、コンパクトで持ち運びに便利なモデルとなっています。

エアマックス(81210)

エコファンのフラッグシップモデルになり、羽根も235mmと一番長く、風量もウルトラエラーの約1.5倍ほどあります。作動温度は85度からとなり中温にも対応し、高温であれば345度まで作動するため、ストーブの天板にも使用できます。その分、多少、重量も重くなりますが、幅はウルトラエアーとほとんど変わらず、高さが羽の長い分だけ、2.4センチほど高くなります。アウトドアで使う目的で価格を気にしないなら、エアマックス一択でいいと思います。

エコファン ウルトラエアー800JP

カフラモ エコファン ウルトラエアー 800JP(ファイヤーサンド)

エコファン ウルトラエアー800JPを選んだ理由

あくまで「タクード」のみの使用を想定していたため、もし寒ければ使う程度の間に合わせの商品に、フラッグシップモデルのエアマックスまでの機能は要らないかなと思い、金額的に安く持ち運びに便利な「エコファン ウルトラエアー800JP」にしました。

ママ

間に合わせにしては高過ぎじゃない?

UKパパ

…………………..

エコファン ウルトラエアー800JPの市場価格

最近のキャンプブームでキャンプ用品が軒並み定価以上の金額で転売される中、エコファンのウルトラエラーはほとんど、定価で購入できました。amazonや楽天ショップ、アウトドアショップ大手の実店舗でも在庫はあるようで、安く売られているわけではないですが、ほとんど定価の適正価格で販売されています。

エコファン ウルトラエアー800JPの性能

暖かい空気は軽いため上昇していきます。ストーブファンの役目は、この上昇する暖かい空気をできるだけ低い空間に流す役割が必要です。パッケージには暖房温度が31%アップと書いてあり、ストーブファンを使用することで空気の流れは以下の図のように変わります。

実践が頼みにな実験図に若干の興奮気味でした。

エコファン ウルトラエアー800JPの実物サイズを比較

エコファン ウルトラエアーの実物サイズを、サントリーの角瓶と並べてみました。かなりコンパクトなのがわかると思います。高さも角瓶とほとんど変わりません。

念の為、スノーピークのチタンダブルマグ 450(オリジナル刻印モデル)も一緒に並べてみました。

ママ

 ここは角瓶だけで良かったと思うけど。

UKパパ

…………..

スノーピーク「タクード」の実践デビュー

スノーピーク「タクード」は事前に準備万端にしていたのですが、初キャンプなのに、メインテントであるスノーピーク「ランドロック」は、事前準備していなかったので、いざ収納袋から取り出してみると、透明のビニール袋からポールを取り出したり、張り網を準備していなかったり、最初のテント設営に思ったより時間をとられました。

点火前の準備

そんなこんなで嫁さんも子供たちもお腹空いたと騒ぐので、急いで焚き火台で火を起こし、昼ごはんのステーキを焼いて、食べさせてたら、あっという間に夕方の6時。だんだん、陽もくれてきて肌寒くなってきたので、事前にネット記事でチェックをしていた通り、タクードを使用する30分ほど前にアラジンのポリカンポンプで給油して、待つことに。

周りの上級キャンパーのみなさんを見ていたら、キャンプ場に着いてからテント設営をする前に、コンビニ弁当を食べている人もいたり、イワタニのガスコンロでお湯を沸かしてカップ麺を作っていたり、まず腹ごしらえしてから、テント設営や夜までの準備をする人が多く、我が家族も非常に勉強になりました。最初に腹ごしらえしないと、家族からは文句言われるし、力も入らないですしね。あと、新品テントは初張りの前に事前準備は必須ですね。

遂に「タクード」に点火

陽も暮れ出して徐々に気温が低くなり、辺りが暗くなり出してからは気温が7度ぐらいまで下がりました。そこで、ランドロックの全室の前面を半分開けた状態で、サイドの幕は全て閉め、ベンチレーションを開けた状態で、「タクード」を点火。(タクードの点火方法は前回の記事を参照してください。)

「タクード」で温度は何度上昇?

タクードの上には味噌鍋からキムチ鍋へと、時間と共に大人の鍋への変身する夕食の蒸気のおかげもあって、テント内気温は、一気に15度まで上昇。タクードを点火したことで、タクードなしの時より、約8度ほど気温が上がりました。石油コンロとしてのタクードですが、ランドロックのような広い全室でも、温度を上昇させる効果があることを実証できました。

私のドヤ顔をよそに、娘たちはおままごとをし、嫁さんはキムチ鍋に辿り着く前の味噌鍋でお腹いっぱいに。外気温は少しづつ温度が下がり冷えていくも、タクードの本職である調理器具という性能と、それによって作られる美味しいお鍋の蒸気もあって、思ったよりテント幕内の温度は上がり、夜遅くまでエコファン ウルトラエアー800JPの出番がない状況でした。

タクードは石油コンロのため、炎の燃え方によっては多くの一酸化炭素を発生させます。そのため、ご使用はスノーピーク社のチェルター及び、2ルームシェルターでのみの使用に限定し、さらに定期的な換気とベンチレーションを必ず開けた状態で使用してください。また一酸化炭素チェッカーも二つあるとより安心です。

遂にカフラモ「エコファン ウルトラエアー800JP」を投入

夕食の鍋を食べ終え、子供たちの歯磨き、トイレなどの寝る前の準備が終わり、夜の10時ごろに一旦、寝かしつけのためインナーテントへ。グランドオフトンのおかげで、寝かしつけに成功し、その後1杯ひっかけながら、夫婦水入らずでゆっくりしていると鍋の蒸気もなくなったからか、一気に外気温が寒くなりはじめる。

そこで、ベンチレーションのみを開けた状態にして、テントの内幕を完全に閉鎖。外からの外気を極力入らないようにしましたが、気温は一気に下がり始めます。

そこで満を持して「エコファン ウルトラエアー800JP」を投入します。待ってましたと言わんばかりに、タクードの天板に載せてみると20秒から30秒ほど経ってから天板からの熱をエネルギーに変え、扇風機のように静かな音をたてて、羽が高速に回り出します

電池も電気もないのに、熱源で回り出す動作は見てて面白いです。考えた人、天才とも思ってしまいます。この羽の風下に手をかざしてみると暖かい空気が確かに来ています。

さて肝心な効果は?

エコファン ウルトラエアー800JPの投入から、約1時間半後、テント幕内の気温はどうなったかというと、

気温、下がってます( ̄▽ ̄)

外気温が0.9度下がったのに対して、テント幕内気温は1.3度も下がっています。私が思うにランドロックの広い全室で、さらに今回のような標高600メートルで、しかも北からの寒気がお邪魔したこの日の気温には「ウルトラエアー800JP」では役不足だったような気がします。なぜならランドロックの広い全室と、今回のスノーピーク「タクード」×カフラモ「エコファン ウルトラエアー800JP」は、写真でみたらこんな感じです。

UKパパ

この広さの全室の温度を、暖かい風で一定程度上昇させるには、このエコファンのスペックでは無理がありましたね。

スノーピーク「タクード」×カフラモ「エコファン ウルトラエアー800JP」の検証結果は?

タクード自身は、石油コンロとしてではなく、石油ストーブとしてテント幕内の気温を、外気温より約8度あげる効果がったことは実証できましたが、では「エコファン ウルトラエアー800JP」は、そこからさらに31%の暖房温度をアップさせると考えたら、断熱材などがしっかりしたお家なら大丈夫かもしれませんが、外のテント内と考えると無理があったと思います。

それでもアウトドアでエコファン ウルトラエアー800JPを使うとすれば、最適な環境は、多分、調理用器具として石油コンロであるタクードの天板ではなく、スノーピークでいえばグローストーブやレインボーストーブ、フジカハイペットやトヨトミなどの部屋を暖かくする専用ストーブの上であれば、もう少し効果を発揮したかもしれません。

ただ、ランドロックの全室ぐらいの広さがあるのであれば、おそらく最低でもエコファン エアマックスが必要になります。しかしエアマックスもウルトラエアーに比べ暖房温度が7%アップの38%しかないのであれば、今回の実験でエアマックスにしたとして、そこまで効果があったとも思えません。

つまりランドロックのような全室と、今回のような氷点下に近くなる気温に対して、テント幕内を暖かくするには、もっと暖かくする専用ストーブと、より強力なサーキュレーターの組み合わせがいいと思います。

そのため今回の検証結果は、スノーピーク「タクード」×カフラモ「エコファン ウルトラエアー800JP」の組み合わせは、外気温が0度近くなると、ほとんど効果はないので、止めたほうがいいという結果になりました。通常、レビューしている商品を褒めて奨めて、読者のみなさまの購買意欲を掻き立てる方が、アフェリエイトの売り上げも伸びるかもしれませんが、「真実を読者の皆様に伝える」というこのブログのポリシーに沿って記事を書いていますので、ご理解いただければと思います。

フォローするわけではないですが、この商品「エコファン ウルトラエアー」は気に入っているので、今のところ、売る気はありません。今年の冬には、暖かくする目的である専用ストーブを購入予定ですので、またウルトラエアーを使って「専用ストーブ×エコファン ウルトラエアー」の検証結果をお届けできたらと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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