スプリングバーテントの防水性能とコットンテントの手入れ方法

まともなキャンプブログを書くのに半年以上かかってしまいました。

色んな諸事情が重なり、昨年11月を最後にキャンプに行けていません。今年も、おそらく9月、もしくは10月ごろが初キャンプになると思いますが、昨年からのネタがたまっているので、少しづつ案内していければと思います。

目次

スプリングバーテントの防水性能をアップするオプションパーツ

さて、我が家のメインテントである「クラシックジャック140」ですが、コットン素材のテントでスプリングバーのMADE IN USAと違い、インポート製品になるため、生地自体に撥水加工がされていません。そのため、長時間の雨や水たまりなどがテント下に出来た場合は、雨水がテント内へと侵入してくるというネット上の情報は散見されますが、実際に水が侵入したという情報はどこを探しても見当たりませんでした。

そんな中、ここ最近の最後のキャンプとなった昨年の11月大分県のスノーピーク奥日田のファミリーキャンプでは、夜中に目が覚めるほどの大雨に見舞われ、ネットで知りたい情報をまさか自分で体験することになってしまったため、スプリングバーのクラシックジャックシリーズや、ハイラインシリーズなどのインポートテントの防水性能に関して、まずは書いていきたいと思います。

ストームフライ

今回、到着してすぐ小雨がぱらつくような状況だったため、妻がフライシートをした方がいいと強く要望したため、いやいやながら、あらかじめ海外通販にて購入しておいたスプリングバー純正のストームフライ(フライシート)を装着しました。(のちにこれが非常に重要な判断だったということを知ります)

オプション品のストームフライは、このT字の部分(左上写真の上部横の棒と下部の横の棒)にフライシートの内側を取り付けれるようになっており、この棒にフライシートを通すことで、簡単に取り付けることができます。

我が家の場合、クラシックジャック140を立ててから、フライシートを取り付けたため、下の写真のようにフライシートとクラシックジャック140を正面から見た時の左右の位置がズレて不格好になっています。

スプリングバーテントにフライシートを取り付けるときは、まだテントを地面に寝せている状態のときに取り付けるようにしましょう。

雨が降る日は、雨の大小にかかわらず、スプリングバーテントのストームフライは、マスト品(絶対必要なギア)です。このストームフライがないと思うと、この後に降る大雨ではもしかしたら、耐えれなかったかもしれません。

グランドシートはコディアックキャンバス製

雨の日の必需品といえば、グランドシート。キャンプ始める前まではテントだけで自立すると思っていましたが、昼夜の温度差が激しい春秋キャンプや、冬場のキャンプ、また山を中心に遊ぶキャンプにとって、テント下のグランドシートは必需品。

ただ、スプリングバーの10×14インチのグランドシートは日本でも完売が続いていて、本国アメリカでも完売だったので、同じぐらいのサイズであるアメリカのテントメーカー「コディアックキャンパス」のグランドシートを購入。

グランドシートは純正品があれば、もちろん純正品に越したことはないですが、もしなくてもサイズだけ揃えることができれば、社外品でも問題ありません。

グランドシートはテントのサイズに入るように、下に敷きます。

オーニングパネル

スプリングバーテントのオプションとして、フロントパネルの両側にジッパーがついており、そこと連結できる純正のオーニングパネルがあります。

上記写真のオーニングパネルはMADE IN USA用のファミリーキャンパー用です。

今回、オーニングパネルも海外から直輸入していたため、これも取り付けました。おかげで、大雨の中の出入りでずぶ濡れになることを回避できました。

雨が強い時は、ジッパーの隙間から雨が滴り落ちてきます

上記の写真では、テントが右上に上がっているように見えますが、右側につっかえ棒のようなものを夜中に付けました。これはストームフライをきちんと付けていなかったため、大雨がテントの上部に溜まって、うまく流れなくなったためです。

テントの上部にかなりの水が溜まっていることに夜中に気づき、手でテントを上にあげて雨水を外側に逃していたのですが、20分に1回、この作業が必要になり、起きておかなければいけなかったため、タープ用のテンマク デュアルスティックをこの部分に付けることで、一定程度水がテント上部に溜まると、自動で外側に排水可能となりました。

大雨の中、睡眠したい欲望の中で生まれた奇跡の知恵です。

やはりテントといえど、機能性などを考慮し設計されているので、きちんと取扱説明書通りに設営することがいかに大事か思い知らされました。

クラシックジャック140の防水限界値

ストームフライ、グランドシート、オーニングパネルと、防水に関するオプションパーツをフルカスタムしたうえで、迎えた1日目の夜、風もなかなか強く、横殴りの大雨に見舞われました。雷がなかったので、娘たちも怖がることもなく、長旅の疲れからかスヤスヤ寝ていてくれたので、助かりましたが、親はさすがに目が覚めるほどの大雨でした。

翌朝、雨が小降りになったところで、テント内から、生地を触ってみましたが、テント上部は内側から触ると湿気が分かる程度で、水が中まで侵入してくることはありませんでした。これはストームフライの効果だと思います。

また床に関してもグランドシート、そして床には防水加工がしてあるため、地面から水が染み出ることもなかったです。

クラシックジャック140、防水性能凄いじゃんと話しながら、片付けをしていたら、このテント下部と床との間、この部分は水が中まで入ってきてて、端に置いていたギアが濡れていました

大雨の中、テントの四隅にギアを置くときは濡れても大丈夫なものを置くようにしましょう

クラシックジャック140の十分な防水性能

今回の大雨は、夜中から朝方まで5時間ぐらいずっと降り続けていたため、浸水しやすい地域にお住まいの方は周りが海への浸かるほどの大雨でした。風も非常に強く雨も横殴りでしたが、クラシックジャック140はそんな雨風にもビクともせず、また耐水に関してもオプション品のフル装備といえ、撥水加工のされていないスプリングバーテントのインポートテントとしては、十分な防水性能を発揮したと思います。

コットンテントにしたいけれど、雨が不安という方、またスプリングバーテントのハイラインシリーズを購入したけど、大雨の日に使用した試しがないので、万が一の大雨時に対応できるか不安という方は、私が夜中睡眠を削って身をもって体験していきましたので、自信をもって、大雨でもスプリングバーテントをもっていってください。

もちろん自己責任で。(笑)

今回、スプリングバーのインポートテントである「クラシックジャック140(日本非売品)」に、スプリングバーの純正オプションであるストームフライ・オーニングパネル、それに社外品のグランドシートのギアで実証実験が出来たのは、おそらく日本初ではないかと思います。

UKパパ

望んで実験した訳じゃないんだけど…

生地の成型時から撥水加工がされているスプリングバーのMEDE IN USAモデルであれば、インポートテントより防水性能が高いことから、純正オプションを駆使すれば、今回のような横殴りの大雨でも、水の侵入は防げると思います。

コットンテントの手入れ

コットンテントは生地の中に水分が染み込み、繊維が引き締まることで網目が塞がり保温性などをアップする効果がある反面、湿気が生地に残ったまま、そのまま放置しておくと、素材がコットンのためカビが発生する可能性があります。そのため、キャンプから帰ってきて次の日、晴天に恵まれたので、おうちの屋上で乾燥させてみました。

11月の日中だったので、昼間はほどほどにポカポカ陽気で朝10時ごろに干してから、夕方16時ぐらいに撤収作業しました。近所の公園などで乾燥させてみるのもいいかもしれません。

ついでにタープも

コットンテントは大雨で泥などがついた状態で持って帰ってきたのですが、乾燥させると泥も砂となり、いつのまにか飛んでいき、真っ白いナチュラル色のクラシックジャック140に戻りました。

コットンテント、素晴らしい。

この色合いといい、キャンプサイトに映えるので、我が家のお気に入りです。

久々に本気でアップしたキャンプブログ、いかがでしたでしょうか。

前回、長文の記事はコロナに関することを書いたのですが、あまりアクセス数が伸びないですね。(笑)まあ、このブログに遊びにきてくれる皆様はキャンプ好きの平和主義者が多いと思うので、今後もキャンプに役立つ情報をぼちぼちアップしていければと思います。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。次回、スノーピークのグローストーブと、クラシックジャック140の相性について書いていきたいと思いますのでお楽しみに。

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